用語集¶
追加したい項目についてはDiscordまで
プログラミング用語¶
git¶
バージョン管理システム。ローカルで変更履歴を保持しながら、リモートリポジトリというオンライン上のプロジェクトにアップロード、バックアップができる。
特に多人数での制作で本領を発揮するが、個人制作でも変更箇所の確認やロールバックなど便利な機能があるため、使い方を覚えて損は無い。
詳しくはこちらのページで。
VSCode(VSC)¶
プログラミングに使用できるIDE(統合開発環境)。要はアプリケーションのひとつ。
無料で使えて多機能。拡張機能をインストールすれば更に便利になる。
詳しいインストール方法はこちらのページで。
アップローダー¶
ロダとも呼ばれる。ファイルをアップロードして、誰でもダウンロードできるようにするサービス。もちろんフリーゲームの配布にも使用される。
恒常的なサービスが提供される保証は無く、era界隈でも過去に何度も主要なアップローダーが閉鎖・障害で使えなくなり、多くのバリアント、口上、パッチが失われている。
手元のパソコンにデータを残しておくのはもちろん、複数のアップローダーを使うことでリスクを分散することもできる。最近ではgitのリポジトリからダウンロードリンクを作成する方法もある。
インデント¶
ソースコードの見栄えを良くするためのスペース。ほとんどのテキストエディタではTabキーで入力できる。
実際の動作には影響しないが、IF文やSELECTCASE文など、ENDIFやENDSELECTなどで閉じる必要のある命令で、一対を分かりやすくするために使用される。
関数¶
ソースコードの区切る単位のひとつ。ファイルをフォルダとみなしてさらにファイル分けするイメージに近い。
Emueraではクラスや名前空間などの概念は無く、@~
から始まる関数がソースコードの唯一かつ最小の単位となる。
サクラエディタ¶
テキストエディタのひとつ。Windows標準搭載のノートパッドより遥かに多機能でかつ軽量。
設定次第でプログラミングにも使えるため、era制作で用いられることもある。
ダウンロード及び詳細な解説は公式ページで。
変数¶
データを保持するための概念。「型」と呼ばれる様々な種類があり、扱えるデータが違う。
Emueraでは型は「数値型(int)」と「文字列型(str)」のみとなる。
数値型はbool型も兼ねており、値が0だと偽(false)、それ以外だと真(true)として扱われる。
命令¶
eraのソースコード上で何らかのアクションを実行するためのもの。関数を呼び出す、キャラを追加する、文章を表示する、など。
使用できる命令の一覧はこちらのページで。
例外¶
プログラムのエラーの一つ。値の無い変数を参照したなどで発生する。
era制作でのエラーを例外と呼ぶことはないため、このワードが出てきた時はEmuera本体のエラーを指す。
era関連¶
CSV¶
「Comma Separeted Value」を略したファイル拡張子。ERBとは違い、こちらは様々なアプリケーションで使用されるファイル形式。
故にExcel等のアプリケーションで編集できるが、余計な記号等が混じることもあるため推奨されない。
ERBがソースコードを記述するものに対し、こちらは事前に様々なデータを定義するために使われる(キャラデータ、変数名など)。
Emuera¶
下記eramakerをベースに機能追加等と行った、派生のゲームエンジン。現在ではこちらが主流になっている。
オープンソースであり、当wikiで主に取り扱ってるEmuera.NET EM+EEの他にも国内外に様々なバージョンがある。
本家EmueraのOSDN(繋がりづらい場合があります)
eramaker¶
eraの本家本元。サークル獏様制作のゲーム制作エンジン。
初版は2005年12月12日。
漠々ト、獏/erakanonのページ
ERB¶
「ERaBasic」を略した(諸説あり)ファイル拡張子。eraのソースコードは主にこの拡張子のファイルに記述する。
基本的にera専用の拡張子なので他のアプリケーションでは使われない。Windowsの設定から拡張子を表示するオプションをオンにして変更する。
Visual Studio CodeなどのIDE上では無拡張子のファイルを生成できるので、拡張子「.ERB」を付けて使う。
NO¶
キャラCSVに記載されているキャラ番号のこと。キャラごとの固有の数字で、CSV参照系命令でも使用される。
基本的に固定値で、変動することはない。登録番号(ID)と混同されることもあるが別物。制作初心者は要注意。
SHOP¶
まずゲームを起動したときに表示される画面がタイトル画面、その後、ゲームスタートした後に表示されるメインメニュー部分が、通例としてSHOP画面と呼ばれている。
eramaker時代からこの画面を構成する関数の名前が「SHOP」なことに由来する。
あなた¶
ほとんどのバリアントでキャラ番号0に登録されているキャラ。多くは男性だが、女性も居たりカスタム可能だったりする。
二次創作エロで竿役がモブになることは多く、eraでもそれを踏襲している。また、夢ジャンルでは主人公が「あなた」であることが重要でもある。
キャラ同士のカップリングを楽しむプレイではほぼ不要なキャラと化す。
キャラ登録番号の範囲外です¶
eraで最も頻出してると思われるエラー。存在しないキャラのステータスを参照した時などに発生する。
TARGET
が-1、ループを回しすぎた、キャラ参照に使用する変数を間違えた、キャラ参照用の変数が予期せぬ値になっていた、など原因は多岐に渡る。
事前にTARGET
もしくはキャラ参照用の変数をCHARANUM
(キャラ数)と比較する等で防ぐことができる。
口上¶
式中関数¶
erabasicだと関数は本来CALL
で呼ばれるものだが、CALL
等を使わず式中でも数値や文字列を返せる関数を式中関数と呼ぶ。
何度も使う冗長な処理を関数にまとめたりするのは普通の関数と同じで、複雑な計算をまとめて結果(数値)だけを得る、場面に応じて変わるテキスト(文字列)を得る、といった場面に使われる。
式中関数の詳しい仕様はこちらのページで。
登録番号(ID)¶
ADDCHARA系命令で追加されたキャラに割り振られる番号。0から始まり、常に前詰めで処理される。
TARGETやASSIも登録番号で指定する。NOとは違いキャラ固有ではなく、DELCHARAやSORTCHARAで変動する。