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LTOLライセンスについて

元となったページ eratohoまとめ V3 LTOLライセンスについて


序文

このページでは、有志によりまとめられた口上ライセンス案である
Limited Time Open Licence/時限オープンライセンス(以下、LTOLライセンス)について記述・解説しています。
このライセンスは口上作者の権利を保護しつつも、改変者の利便性も考慮して策定されました。

ただし、このライセンスを採用することは義務ではありません。

LTOLライセンスを採用すると宣言していない口上については、
このライセンスに基づいた処理をすることはできませんので注意してください。


ライセンス本文

1.このライセンスについて   
 このライセンスは口上に含まれる台詞等を保護するために明記されています。  
 以下の項目の場合においては禁止とします。  

1-a.他ライセンスに組み込む場合。  
 このライセンスで書かれた台詞などを他のライセンスの口上へ移植し  
 移植先のライセンスでそのライセンスを制定すること。  
 ただし、派生物に対してライセンスが効力を持つものに対してのみとする。  
 ライセンス汚染の防止。  

1-b.ライセンスの変更を行う場合。  
 このライセンスが表記されている口上を他のライセンスへ置き換え使用する場合。  
 このライセンスで制定された口上はライセンスのVerUp以外のライセンスの変更が出来ません。  
 このライセンスを表記した時点で効力を持ち、他のライセンスへ切り替えは出来ません。  

1-c.他ライセンスを侵す行為  
 このライセンスで書かれた口上は他のライセンスの権利を侵す形での  
 コードを追加することが出来ません。  
 移植元ライセンスが移植等を許可している場合のみとなります。  

2.改変等について  
 作者は改変等について許可・拒否が出来ます。  
 ただし、特に表記されていない場合は許可とします。   

3.ライセンス期間  
 このライセンスの有効期限と失効についての条件を表記します。  

3-a.有効期限  
 このライセンスはライセンスが明記されてから一年を有効期限とします。  
 ただし、口上の更新等でVerUPした場合においては、それからさらに一年延長されます。  

3-b.ライセンスの失効  
 有効期限が切れる、もしくはこのライセンスを採用した作者と連絡が取れなくなって  
 半年でこのライセンスは失効し、フリーライセンスとなります。  
 ただし、失効後に作者が戻ってきた場合は、最後に表記された口上のVerが作者の著作物とします。  
 その後の派生物に対してはライセンスの主張が出来ません。   

解説編

1項 制限されるべき事項について

1-aについて

この条項はこのライセンス(以下Aと呼ぶ)が相手先ライセンス(以下Bと呼ぶ)において
派生物もBのライセンスを適用する条項が明記されいる場合において禁止される。
すなわちAのライセンスから派生物に対してライセンスを適用にしないライセンスにおいては移植を認める。
尚、ライセンスなし及びフリーライセンスの場合も移植を認める。
追記:このライセンスはこのライセンスで止まる。
他のライセンスには感染しない。

1-bについて

このライセンスで書かれた口上はライセンス自体のVerUPもしくはVerDown以外にはライセンスの変更が出来ない。
ライセンスの変更をする場合は作者による追記等、もしくは改変の許可をしている場合においては
改変者によってライセンスの変更が行われる。
追増補されない状態においてのライセンスの変更を認めないものとする。

1-cについて

常識的な話であるが、他者のライセンスを侵さないように呼びかけた事項である。
移植等禁止がある場合の移植等を禁止するものである。


2項 改変の許可及び拒否について

拒否する場合において明記するようにした。
明示的にされない場合、拒否とする条項にすると許可を明記しなかった場合において
一律、拒否となってしまう事故を防ぐためである。
拒否をしたいと考えているなら拒否と明示することを期待したものである。


3項 ライセンス期間について

3-a.有効期限について

口上の加筆等においてこのライセンスが明記もしくは同梱されている場合において
口上ファイルの作成日から1年の有効期限が生じる。
即ち、更新するたびに期限が更新されていく。
以前のVerにおいてもライセンスにおいて保護される。

3-b.失効条件について

口上の更新がなく有効期限が切れた場合、その口上はフリーとなる。
ただし、更新し続けられている前Ver等についてはライセンスは有効とされる。
また、有効期限があるが作者との連絡が一切取れなくなった場合においては口上更新日から半年で失効しフリーとなる。
ただし、作者が復帰した場合はこのライセンスが明記及び同梱されたVerをもって著作物とする。
その後の派生物に対してはライセンスの主張が出来ない。
追記:作者が連絡を取れる状態においては最終の作成日より1年間の更新の猶予があります。


FAQ編

Q1. このライセンスの制定の意味は?

A1.口上作者と連絡が出来なくてメンテナンスが出来なくなった場合や
加筆したいけどどうしたらいいのかという疑問に答えて作られました。

Q2.別人加筆版をアップしたいんだけど……

A2.加筆改変を拒否すると書かれてなかったらOKです。
ですが、マナー的にはスレ等で連絡したほうがいいでしょう。

Q3.GNU GPLライセンスで口上作ってるけどこのライセンスから移植していい?

A3.1-a条項に抵触するのでだめです。

Q4. メンテナンスしたいんだけど……

A4.A2にあるように拒否が明記されてない場合はOKです。
連絡が取れるようならスレ等で作者さんに連絡してはいかがでしょうか。

Q5.1-a条項がよく分からないんだけど……

A5.分かりやすく言うと移植先のライセンスがその口上から作られた口上などに
ライセンスが適用されるようなライセンスです。
このライセンスをAとして移植先ライセンスをBとします。
その他をCとします。

A元→B移植先→B派生物  

こういうライセンスは移植先としてはNGです。

A元→B→C派生物  

こういうものはOKです。

ちなみにこのライセンスは移植先に適用されません。
(感染しません)

初出はeratoho総合スレの第74スレの530です。