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演算

演算子

単項演算子

  • ~ ビットごとの否定(ビットごとのNOT) 単項演算子(優先度最大)
  • ! 論理否定(NOT) 単項演算子(優先度最大)

二項演算子

  • << 左ビットシフト。比較やビット演算より優先度が高く、四則演算より低い。
  • >> 右ビットシフト。比較やビット演算より優先度が高く、四則演算より低い。
  • ^ ビットごとの排他論理和(ビットごとのXOR) 優先度は&、|と同じ
  • ^^ ビットによらない排他論理和(ビットによらないXOR) 優先度は&&、||と同じ
  • !& ビットによらない否定論理積(ビットによらないNAND) 優先度は&&、||と同じ
  • !| ビットによらない否定論理和(ビットによらないNOR) 優先度は&&、||と同じ

三項演算子

  • ?~# 普通の三項演算子 優先度は=の上で他の演算子より下(判定および結果を先にまとめてから処理される)

    書式(数値) :<代入先変数> = <条件式> ? <真の場合の代入値> # <偽の場合の代入値>
    書式(文字列):<代入先変数> = \@<条件式> ? <真の場合の代入値> # <偽の場合の代入値>\@
    

    処理的には

    IF <条件式>
        <代入先変数> = <真の場合の代入値>
    ELSE
        <代入先変数> = <偽の場合の代入値>
    ENDIF
    

    と同じになります。 なお、数値の三項演算子については、()の中に入れることにより、通常の計算の中で使うこともできますし、文字列の三項演算子については、そのままPRINTFORM系命令に使うことができます。 ただし、\@~\@形式の三項演算子では#を省略することはできません。

代入演算子

インクリメント・デクリメント

  • ++ インクリメント
  • -- デクリメント 代入文の代わりに使います。他の演算子と組み合わせることはできません。

暫定的な演算子の優先度表

分類 優先度 代入複合演算 記号
否定演算子 × ~, !
算術演算子 *, /, %
+, -
ビットシフト演算子 <<, >>
比較演算子 × <, >, <=, `>=
× ==, !=
論理演算子 &, |, ^
× &&, !&, |?|, !|, ^^
三項演算子 × ~?…#_

演算の追加

  • == 文字列同士の比較。数値と文字列を比較することはできません。
  • != 文字列同士の比較。
  • < 文字列同士の比較。比較は先頭から行われ、異なる文字が見つかった時点で決定されます。
  • > 文字列同士の比較。
  • <= 文字列同士の比較。
  • >= 文字列同士の比較。
  • + 文字列同士の連結。数値と文字列を加算・連結することはできません。
  • * 文字列と整数の乗算。文字列と文字列を乗算することはできません。

    STR:0 = % "あ" * 10 %
    PRINTFORML STR:0 = "%STR:0%"
    WAIT
    

    結果

    STR:0 = "ああああああああああ"
    

論理演算子の短絡評価

短絡評価とはたとえば(X && Y)という式でX0である時、Yの値によらず演算結果が0になることが明らかなのでYを評価しない、という評価法です。 吉里吉里を含む多くの言語では論理演算子を短絡評価します。 この評価法により以下のような書き方ができます。

IF (ASSI >= 0) && (NO:ASSI == 1)
    ~~~
ELSE 
    ~~~
ENDIF

ASSIが0以下の場合、(NO:ASSI == 1)の結果によらず全体の結果は0なのでNO:ASSIは参照されません。したがってエラーも発生しません。 評価順は左項が先、右項が後です。

IF (NO:ASSI == 1) && (ASSI >= 0)

このように書くと先に(NO:ASSI == 1)を計算しようとするのでASSI < 0のときエラーになります。